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ステアリングダンパーは高いので買うつもりはありませんでした。憧れはあったんですが。
ところが、ハイパーモタードがバイク屋に入庫した日、バイク屋の店主曰く「ステダンも届いてるよ。」あれっ?「ステダンは頼んでませんけどー。」という会話から、なぜか私が予定していたガラスコートCR-1の話に。店主曰く「あれは、まゆつばだよー。うちも一度は代理店になったけど、これはお客さんからクレームが来そうだなーということでやめた。」とのこと。ということで、ガラスコートCR-1はやめることに決めました。そうすると、5万円が浮きます。目の前には欲しかったステダンが・・・買っちゃいました。私っていい客ですよねー。つくづく。 |
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ステダンを付ける前の状態です。 |
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キースイッチカバーを外しました。 |
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ステダンに付属のスタッドボルトに付け替えました。
ノーマルのスタッドボルトには六角部が付いていません。なので外すためには六角ナット2つでダブルナットにしてスタッドボルトを外す必要があります。
ステダン用のスタッドボルトには六角部がありますが、二面幅がなぜか16mmです。普通16mmのスパナなんてないですよね。仕方ないのでモンキーを使いました。
ところで、キースイッチボックスにはハンドルロックが内蔵されています。この2本のスタッドボルトを取り外すだけでハンドルロックが外れてしまいます。10分もあれば取り外せます。10分以上バイクから離れる場合、ハンドルロックだけでは不十分だということがわかります。 |
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ノーマルのスタッドボルトの胴部長さは写真の通り20mmあります。ステダン用スタッドボルトの胴部長さは17mmしかありません。
このまま組み付けてしまうとキースイッチカバーが3mm沈み込んでしまい、正しく組み付きません。なんでこんな設計なんでしょ。
仕方がないので1.5mm厚のワッシャーを2枚かませて20mmになるようにしました。 |
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ワッシャー2枚をかませてキースイッチカバーを取り付けて真横から見た写真です。ワッシャーなしだとカバーの底がキースイッチボックスの上面にぶつかってしまうことがわかります。 |
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ステダンの下側ブラケットをキースイッチボックスに取り付けたところです。 |
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ステダンの上側ブラケットを取り付けてステダンを取り付けました。DUCATIロゴが見えるような角度に取り付けました。 |
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げげっ、これではステダンがキーにぶつかってしまいます。 |
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ステダンの向きを変えました。 |
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これならステダンがキーにぶつかりません。DUCATIロゴが見えにくいのが残念ですが仕方ありません。 |
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左右にハンドルをいっぱいに切るとステダンがハンドルブラケットに少し干渉します。ステダンの位置・角度をどうやっても干渉します。干渉する仕様のようです。困ったもんです。
ステダンの下側ブラケットはピロボールとゴム製Oリングで取り付けられているので多少動きます。なので少しの干渉ならば実害はありません。でも気持ち悪いですよね。
ステダンのストローク量:
40mm
今日伊豆に走りに行ってステダンのダンパー調整をしました。
調整は最弱から最強まで25クリックくらいあります。そもそもノーマルはステダンがないので最弱調整のままでも問題はないはずです。でもせっかくステダンを付けたので調整します。ワインディングロードでは最弱から8クリックくらいがいいような気がしました。コーナー入り口やS字切り返しのギャップでキックバックがいい感じに抑えられます。とろこがそのまま渋滞路ですり抜けをするとハンドル操作に違和感を感じました。最弱から5クリックくらいに戻したら違和感がなくなりました。ということで私の場合は最弱から5クリック戻しくらいがいいのかなという感じです。 |
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7万円以上する部品のパッケージとは思えませんねー。欧米のパッケージってシンプルというか安っぽいというか。
Steering
damper kit HYM
品番: 96760408B
定価: 79,695円
購入価格:
75,000円 |
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ステダンの組み付け説明書です。なんか小汚いコピーです。内容にも不備があります。
組み付け説明書はイタリア語と英語の併記です。日本語はありません。
和訳です。(意訳してます。)
●オリジナル部品の取り外し
ナット(A)を取り外してキースイッチカバー(B)を取り外します。
スタッドボルト(C)にナット2つをかけてダブルナットにします。レンチをナットにかけてスタッドボルトをゆるめて取り外します。
または、プライヤーを使ってスタッドボルトをゆるめてもいいでしょう。[私はそうは思いません。]
注意
2本のスタッドボルトにはネジロック剤が使われています。スタッドボルトをゆるめるにはそれなりの力をかける必要があります。
ハンドルブラケットの2本のネジ(D)をゆるめて取り外します。
●ステアリングダンパーキットの取り付け
2本のスタッドボルト(1)のネジ部にロックタイト242を塗布し、キースイッチボックスに取り付けます。
[スタッドボルトの上に1.5mm厚のワッシャーを各々2枚乗せる必要があると私は思います。]
スタッドボルトの上にイモビライザーアンテナのついたキースイッチカバーを乗せます。
スタッドボルトに付属のワッシャー(13)を乗せます。
[キースイッチカバーの下にワッシャーをかませればカバーの上にワッシャーを付ける必要はありません。]
Oリング(3)にグリース(SHELL
Retinax
HD2)を塗布し、下側ブラケット(2)に取り付けます。ネジ(6)を使ってクランプ(4)を取り付けます。ネジ(5)をクランプに取り付けます。この状態ではまだネジを締め付けません。
ステアリングダンパー(11)をクランプ(4)に入れます。「英語: set it fully home against clamp. イタリア語:
portandolo a battuta sul beccatello sterzo. イタリア語から英語に機械翻訳した英語: bring it
to stroke on the stering bracket.」
[この文章の意味がわかりません。多分ステアリングダンパーの取り付け位置をどこにすべきかを言っていると思うのですが。]
小さいOリング(10)を上側ブラケット(8)に取り付けます。
ネジ(12)を使ってステアリングダンパー(11)を上側ブラケット(8)に取り付けます。
下側ブラケット(2)とステアリングダンパー(11)のアッセンブリーをキースイッチカバー(B)に乗せます。上側ブラケット(8)をハンドルブラケットに乗せます。
ネジ(9)を使って上側ブラケット(8)をハンドルブラケットに取り付けます。
下側ブラケット(2)のアッセンブリーをナット(7)でスタッドボルトに7Nmの締め付けトルクで締め付けます。
クランプ(4)の中でステアリングダンパー(11)を回してステアリングダンパーとハンドルブラケット(A)に隙間(X)を設けます。
ハンドルを左右いっぱいに切ってステアリングダンパー(11)とハンドルブラケット(A)が干渉しないことを確認します。ネジ(5)を締め付けます。
[私の場合、ステアリングダンパーをどの位置・角度にしても干渉してしまいます。] |
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2008-04-20
7万円以上したステダンからオイル漏れが・・・
買ってきてパッケージを開けたときにオイルがベチャッと付いていたのでもしかしてとは思っていたのですが。にじみとは言えないくらいに漏れています。ガシャガシャに漏れているというわけではないのですが。意を決してバイク屋にクレームを言いました。あっさりと交換に応じてくれることになりました。ホッ。 |