[オートバイっていいよな〜、の世界]   このページの作成2008-02-14  最終更新2008-06-07
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ハイパーモタードファクトリー HYPERMOTARD FACTORY
ハイパーモタード専用部品はこちら。


フロントにマルゾッキ、リアにオーリンズ。ハイパーモタードのサスペンションはいじりどころ満載です。
ということで、調整しました。
(フロントもオーリンズだったら尚良かったんですけどね。)

リアスタンドで支えられたハイパーモタード。なんだかとってもレーシーでかっこいいです。
リアスタンド
メーカー: ETHOS エトス
品番: R77003-D
定価: 17,640円
購入価格: 14,433円
 
●リア
ハイパーモタードの車高はいかんせん高いです。ということでリアサスの車高調整ロッドを調整しました。
写真の左が調整前、右が調整後です。
工場出荷状態でほとんど最下限状態です。でもよーく見るとほんのちょっとは調整できます。車高調整ロッドの上下各々に2mmの調整代があります。車高調整ロッドを上下合計4mm縮めました。車重1Gで8mm下がりました。うーん、ロッドを縮めるとリアの車高がその2倍縮まるんですね。
たかが8mm、されど8mm。
2008-04-06
車高調整ロッドの寸法取りをしたくてロッドをばらしました。ついでにロッドの長さを限界まで縮めました。
上下各々さらに1.5mm縮めたのでロッド長さとしては合計3mm縮めたことになります。前回の法則によれば車高はその2倍、6mm下がるはずです。
ところが、なぜか12mmも下がりました。調整前に車高を測定しなかったので今回の調整で12mm下がったのか前回調整後の走行で当たりが出て下がったのか定かではありません。
リアサスのプリロード調整ナットの上にネジが見えます。標準状態で31mm、ネジの山が19個、ネジピッチ20個が見えています。ネジピッチは1.5mmです。
デイトナのアジャスタブルリングスパナ2つを使ってアルミ製のロックナットをゆるめ、樹脂製の調整ナットでプリロードを調整します。
作業スペースがほとんどなくて苦労します。写真の位置でしかリングスパナが使えません。ちょっとずつしか回せません。作業性が非常に悪いです。まー、イタリアですから。BMWだとこんなことはないんでしょうね。
標準状態のプリロードは19mmです。調整ナットを3回転ゆるめてプリロードを14.5mmにしました。

2008-06-07
調整ナットを1回転戻して(締めて)、標準状態から2回転ゆるめのプリロード16mmにしました。
リングスパナで調整ナットを留めておいて、マイナスドライバー + ハンマーでロックナットをゆるめるのが楽だということに気づきました。
リングスパナは1本あれば事足りるようです。

アジャスタブルリングスパナ
メーカー: デイトナ
品番: 43926
仕様: リング径φ35〜φ75に対応
定価及び購入価格: 2,079円 x 2個
リアスタンドで支えた状態で写真のようにリア車高を計りました。
下はリアホイールシャフトのナット上面、上はマフラーの刻印「MOTORCYCLE EXHAUST …」の「T」の下側です。

510mm 標準状態
 ↓   マイナス8mm リアサス車高調整ロッドを調整
502mm
 ↓   マイナス12mm プリロードを調整
490mm

合計でリア車高が20mm下がりました。
20mmの効果は絶大で、標準状態では両足の指先がやっと地面に着いたのが、指の根本が着くようになりました。めでたし、めでたし。

2008-04-06
車高調整ロッドを再度縮めたらなぜか予想以上に車高が下がりました。
490mm
 ↓   マイナス12mm リアサス車高調整ロッドを調整
478mm
工場出荷状態より32mm下がりました。

2008-06-07
478mm
 ↓   プラス5mm リアサスプリロードを1回転締めました。
483mm
工場出荷状態より27mm下がった状態です。
圧縮側と伸び側のダンパーも調整しました。
と言っても今回はサスを慣らすためにどちらも最弱にしました。
圧縮側: 最強から21クリック戻し (標準は7クリック戻し)
伸び側: 最強から41クリック戻し (標準は15クリック戻し)

2008-02-16
慣らしを150kmほど行ったので調整を変えました。
圧縮側: 最強から9クリック戻し (標準は7クリック戻し)
伸び側: 最強から18クリック戻し (標準は15クリック戻し)
 
●フロント
フロントサスのプリロード、伸び側ダンピングの調整部です。
これは左側です。
調整するときに何回転回したかがわかるように黒マジックで印をつけています。
これは右側です。
伸び側のダンピングは最強から2回転戻しが標準です。3回転戻しに調整しました。(サスの慣らしをするために弱めにしました。)
プリロードは最弱から3回転締め(プリロード10mm)が標準です。最弱から1回転締め、つまり標準から2回転戻しに調整しました。ネジピッチを調べていないのでプリロードが何mmになったかはわかりません。
プリロードを調整するナットはアルミ製で赤色のアルマイト処理が施されています。きれいですが、調整するために工具をかけると傷がついてしまいます。傷を最小限にするためにナットにセロハンテープを貼り付けます。
フロントサスの圧縮ダンピング調整部です。
圧縮ダンピングは最強から1・1/2回転戻しが標準です。2・1/2回転戻しに調整しました。(サスの慣らしをするために弱めにしました。)


リアの車高を20mm下げたので、本当はフロントフォークの突き出し量も変えるべきですが、突き出し量の変更はフロントスタンドが届いてからやることにします。
2008-02-16
フロントスタンドが届いたのでフロントフォークの突き出し量を調整しました。
最初、フロントスタンドのかけ方がわからず途方に暮れました。フロントスタンド先端の棒をアンダーブラケット下穴に完全に挿入してからスタンドを持ち上げるということに気づくまで結構時間がかかりました。中途半端に入れて持ち上げてもだめです。
ところで、このフロントスタンドですがハイパーモタードのフロントフェンダー(くちばし)を取り外さなくても使えます。取り外さなければ使えないと思いこんでいただけにとってもうれしいです。
ただ、ハイパーモタードのフロントフォークアンダーブラケット下穴径はφ28mmです。アダプターで一番太いのがφ25mmです。問題なく使えているようですが、ちょっと気持ち悪いです。φ27.5mmくらいのアダプターをワンオフ製作しようかな。

品名: フロントアップスタンド
メーカー: ETHOS DESIGN エトスデザイン
付属部品: アダプター φ13mm, φ16mm, φ19mm, φ22mm, φ25mm
品番: R77008
定価: 19,425円
購入価格: 18,595円 (送料込み)
今回はフロントフォークの突き出し量を大きくするためフロントフォークを持ち上げる必要があります。
表面が滑らかなベニア板2枚と電話帳をタイヤの下にかましてフロントフォークを持ち上げました。電話帳をタイヤの下に滑り込ませるためにベニア板2枚が必要です。ベニア板の上1枚が良い具合に滑ってくれます。
フロントフォークトップブリッジとアンダーブラケットの締め付けボルトを完全にゆるめてトップブリッジとアンダーブラケットの側面をプラスチックハンマーでたたくと少しずつフロントフォークの突き出し量が大きくなります。
ねらった突き出し量になったところでボルトを締めます。

2008-04-06
フロントフォークの突き出し量は17.5mm、工場出荷状態より8mm突き出すのが限界です。アンダーブラケットのクランプ部がクランプするためのフロントフォークアウターチューブ機械加工部がこれ以上用意されていません。
車高を32mm下げるとサイドスタンドをかけたときに車体の傾きが足りなくて不安定になります。サイドスタンドを短くする必要があるなと思っています。

●まとめ
BIG MACHINE誌 2007年12月号 130ページにハイパーモタードの足まわり調整が載っています。私の調整はこの記事を参考に行いました。
BIG MACHINE誌が分析するハイパーモタードの足まわりとその調整方法は下記の通りです。
 ハイパーモタードは、後輪に比べて前輪の接地感を極端に高めていて前輪中心にくるくると回る足まわり。
 フロントフォークの沈み込みが急激。
 後輪は突っ張った感じ。前下がりの傾向。
 前輪から後輪への荷重移動をスムーズに行えるように前下がりを改善し、後輪のスムーズな動きを引き出すようにした。
私はこの分析と対策に賛成します。ただ、もうひとつ思うのはヨーロッパでは体の大きい人が二人乗りで高速道路を走ることも想定しているため日本で走るには前後輪とも堅すぎると言うことです。
以上のことを考えて自分なりの調整にしました。
  標準 BIG MACHINE誌 2008-02-10 2008-02-16 2008-04-06 2008-06-07
●リア            
車高調整ロッド 標準位置 標準位置 上 -2mm
下 -2mm
上 -3.5mm
下 -3.5mm
プリロード 19mm 16mm 14.5mm 16mm
圧縮 最強から7クリック戻し 6クリック戻し 全21クリック戻し 9クリック戻し
伸び 最強から15クリック戻し 13クリック戻し 全41クリック戻し 18クリック戻し
●リア車高 標準位置 不明 -20mm -32mm -27mm
●フロント            
突き出し量 9.5mm 6.5mm 9.5mm 14.5mm 17.5mm
プリロード 10mm
最弱から3回転締め
2回転締め 1回転締め
圧縮 最強から1・1/2回転戻し 1回転戻し 2・1/2回転戻し
伸び 最強から1・1/2回転戻し 1・1/2回転戻し 3回転戻し

サイドスタンドの短縮
ハイパーモタードの車高をフロント8mm・リア32mm下げたので、サイドスタンドをかけると車体が直立気味で不安定になってしまいました。サイドスタンドを25mm短縮加工してもらいました。
このサイドスタンドの加工、すばらしい出来です。新品よりもきれいになって返ってきました。どこを切って溶接したのかわからないくらいです。グラインダー跡もわからないし。いい仕事してます。
Kyus Bike Craft キューズ バイク クラフト
http://www.kyus.jp/
費用: 5,830円 (往送料500円 + 4,800円 + 復送料530円)
傾き具合がいい感じになりました。

ドゥカティ ドカ DUCATI HYPERMOTARD 1100S

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