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フロントにマルゾッキ、リアにオーリンズ。ハイパーモタードのサスペンションはいじりどころ満載です。
ということで、調整しました。
(フロントもオーリンズだったら尚良かったんですけどね。)
リアスタンドで支えられたハイパーモタード。なんだかとってもレーシーでかっこいいです。
リアスタンド
メーカー:
ETHOS エトス
品番: R77003-D
定価: 17,640円
購入価格: 14,433円
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●リア |
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ハイパーモタードの車高はいかんせん高いです。ということでリアサスの車高調整ロッドを調整しました。
写真の左が調整前、右が調整後です。
工場出荷状態でほとんど最下限状態です。でもよーく見るとほんのちょっとは調整できます。車高調整ロッドの上下各々に2mmの調整代があります。車高調整ロッドを上下合計4mm縮めました。車重1Gで8mm下がりました。うーん、ロッドを縮めるとリアの車高がその2倍縮まるんですね。
たかが8mm、されど8mm。 |
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2008-04-06
車高調整ロッドの寸法取りをしたくてロッドをばらしました。ついでにロッドの長さを限界まで縮めました。
上下各々さらに1.5mm縮めたのでロッド長さとしては合計3mm縮めたことになります。前回の法則によれば車高はその2倍、6mm下がるはずです。
ところが、なぜか12mmも下がりました。調整前に車高を測定しなかったので今回の調整で12mm下がったのか前回調整後の走行で当たりが出て下がったのか定かではありません。 |
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リアサスのプリロード調整ナットの上にネジが見えます。標準状態で31mm、ネジの山が19個、ネジピッチ20個が見えています。ネジピッチは1.5mmです。 |
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デイトナのアジャスタブルリングスパナ2つを使ってアルミ製のロックナットをゆるめ、樹脂製の調整ナットでプリロードを調整します。
作業スペースがほとんどなくて苦労します。写真の位置でしかリングスパナが使えません。ちょっとずつしか回せません。作業性が非常に悪いです。まー、イタリアですから。BMWだとこんなことはないんでしょうね。
標準状態のプリロードは19mmです。調整ナットを3回転ゆるめてプリロードを14.5mmにしました。
2008-06-07
調整ナットを1回転戻して(締めて)、標準状態から2回転ゆるめのプリロード16mmにしました。
リングスパナで調整ナットを留めておいて、マイナスドライバー
+
ハンマーでロックナットをゆるめるのが楽だということに気づきました。
リングスパナは1本あれば事足りるようです。
アジャスタブルリングスパナ
メーカー:
デイトナ
品番: 43926
仕様: リング径φ35〜φ75に対応
定価及び購入価格: 2,079円 x
2個 |
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リアスタンドで支えた状態で写真のようにリア車高を計りました。
下はリアホイールシャフトのナット上面、上はマフラーの刻印「MOTORCYCLE
EXHAUST
…」の「T」の下側です。
510mm 標準状態
↓ マイナス8mm リアサス車高調整ロッドを調整
502mm
↓ マイナス12mm プリロードを調整
490mm
合計でリア車高が20mm下がりました。
20mmの効果は絶大で、標準状態では両足の指先がやっと地面に着いたのが、指の根本が着くようになりました。めでたし、めでたし。
2008-04-06
車高調整ロッドを再度縮めたらなぜか予想以上に車高が下がりました。
490mm
↓ マイナス12mm
リアサス車高調整ロッドを調整
478mm
工場出荷状態より32mm下がりました。
2008-06-07
478mm
↓ プラス5mm
リアサスプリロードを1回転締めました。
483mm
工場出荷状態より27mm下がった状態です。 |
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圧縮側と伸び側のダンパーも調整しました。
と言っても今回はサスを慣らすためにどちらも最弱にしました。
圧縮側:
最強から21クリック戻し (標準は7クリック戻し)
伸び側: 最強から41クリック戻し
(標準は15クリック戻し)
2008-02-16
慣らしを150kmほど行ったので調整を変えました。
圧縮側:
最強から9クリック戻し (標準は7クリック戻し)
伸び側: 最強から18クリック戻し
(標準は15クリック戻し)
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●フロント |
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フロントサスのプリロード、伸び側ダンピングの調整部です。
これは左側です。
調整するときに何回転回したかがわかるように黒マジックで印をつけています。 |
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これは右側です。
伸び側のダンピングは最強から2回転戻しが標準です。3回転戻しに調整しました。(サスの慣らしをするために弱めにしました。)
プリロードは最弱から3回転締め(プリロード10mm)が標準です。最弱から1回転締め、つまり標準から2回転戻しに調整しました。ネジピッチを調べていないのでプリロードが何mmになったかはわかりません。 |
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プリロードを調整するナットはアルミ製で赤色のアルマイト処理が施されています。きれいですが、調整するために工具をかけると傷がついてしまいます。傷を最小限にするためにナットにセロハンテープを貼り付けます。 |
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フロントサスの圧縮ダンピング調整部です。
圧縮ダンピングは最強から1・1/2回転戻しが標準です。2・1/2回転戻しに調整しました。(サスの慣らしをするために弱めにしました。)
リアの車高を20mm下げたので、本当はフロントフォークの突き出し量も変えるべきですが、突き出し量の変更はフロントスタンドが届いてからやることにします。 |
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2008-02-16
フロントスタンドが届いたのでフロントフォークの突き出し量を調整しました。
最初、フロントスタンドのかけ方がわからず途方に暮れました。フロントスタンド先端の棒をアンダーブラケット下穴に完全に挿入してからスタンドを持ち上げるということに気づくまで結構時間がかかりました。中途半端に入れて持ち上げてもだめです。
ところで、このフロントスタンドですがハイパーモタードのフロントフェンダー(くちばし)を取り外さなくても使えます。取り外さなければ使えないと思いこんでいただけにとってもうれしいです。
ただ、ハイパーモタードのフロントフォークアンダーブラケット下穴径はφ28mmです。アダプターで一番太いのがφ25mmです。問題なく使えているようですが、ちょっと気持ち悪いです。φ27.5mmくらいのアダプターをワンオフ製作しようかな。
品名:
フロントアップスタンド
メーカー: ETHOS DESIGN エトスデザイン
付属部品: アダプター φ13mm,
φ16mm, φ19mm, φ22mm, φ25mm
品番: R77008
定価: 19,425円
購入価格:
18,595円 (送料込み) |
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今回はフロントフォークの突き出し量を大きくするためフロントフォークを持ち上げる必要があります。
表面が滑らかなベニア板2枚と電話帳をタイヤの下にかましてフロントフォークを持ち上げました。電話帳をタイヤの下に滑り込ませるためにベニア板2枚が必要です。ベニア板の上1枚が良い具合に滑ってくれます。 |
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フロントフォークトップブリッジとアンダーブラケットの締め付けボルトを完全にゆるめてトップブリッジとアンダーブラケットの側面をプラスチックハンマーでたたくと少しずつフロントフォークの突き出し量が大きくなります。
ねらった突き出し量になったところでボルトを締めます。
2008-04-06
フロントフォークの突き出し量は17.5mm、工場出荷状態より8mm突き出すのが限界です。アンダーブラケットのクランプ部がクランプするためのフロントフォークアウターチューブ機械加工部がこれ以上用意されていません。
車高を32mm下げるとサイドスタンドをかけたときに車体の傾きが足りなくて不安定になります。サイドスタンドを短くする必要があるなと思っています。 |
●まとめ